インターンまち歩き|25.07.06

ACKTの運営に携わる一般社団法人ACKTは、東京都国立市を中心にアートプロジェクトなどの活動を行っています。昨年度からインターン(CAST)を募集し、多様な活動を、一緒に作り、盛り上げていただいています。
インターンの方は、国立市の内外から集まり、まちに対する解像度がバラバラであることから、インターンの方と一般社団法人ACKTのメンバーとで「まち歩き」を実施し、国立市を一歩深く知る機会としています。
今回は、インターンの1人である川野さんに、当日の様子などをまとめていただきました。

まち歩きの始まり

7月6日午前9時、比較的涼しい時間帯にまち歩きをスタートしました。
今回はインターンとして国立市に関わるにあたり、まずはこのまちを自分の目で見て感じることを目的に、矢川駅から谷保天満宮まで歩くルートでまちを巡ることになりました。

矢川プラス

最初に訪れたのは、地域の複合施設「矢川プラス」です。
「つどう+つながる+つくりだす=みんなでつくる」をコンセプトに、こ子どもから高齢の方まで、誰でも利用できる居場所づくりを目指した施設。中には児童館、音楽やダンスができるスタジオ、一人でゆっくり読書が楽しめるスタディコーナーなど、多彩な機能が揃っていました。
訪れてみると、自然とさまざまな年代や立場の方が集まりやすい雰囲気があり、まさにコンセプト通り「新しいつながりや活動が生まれやすい」場所だと感じました。

小川とザリガニ

矢川プラスから次の目的地へ向かう道中は、緑の多い遊歩道を歩きました。
「矢川」の名の通り、道沿いには小さな川が流れて、このまちが水とともにあることを実感できました。
川では親子がザリガニを探しており、その光景はまるで昔プレイした『ぼくの夏休み』のような懐かしさを感じさせてくれました。
東京都内にいながら、こんなふうに自然とふれあえる日常があることに驚き、とても穏やかな気持ちになりました。

くにたち郷土文化館
次に立ち寄ったのは、「くにたち郷土文化館」です。
ここでは、国立市に関する歴史や文化、生態系などを多角的に学べる展示がされており、出土した土器や昔の農具、戦後の地域の浄化運動に関する資料などを見ることができました。特に印象的だったのは、展示コーナーにあった時間制限付きの立体パズルです。こどもが一度であっさり解いていたので「私もいけるか?」と思い挑戦してみましたが、あえなく失敗。その後大人3人で4回目にようやく完成。楽しく学べる工夫がされていて、こどもから大人まで楽しめる施設だと感じました。

国立市古民家
続いて訪れたのは、江戸時代後期に建てられた「旧柳澤家住宅(国立市古民家)」。長い時を刻んだ建物には、日本の伝統と人々の暮らしの記憶が詰まっていました。
このような歴史的建造物が現代に受け継がれていることも、国立市の魅力のひとつです。古き良きものと今が共存しているまちであることを、改めて実感しました。
谷保・青柳・石田など、各地域に古くから伝わるさまざまな伝統行事を再現し、年間を通して取り組んでいるそうです。

谷保天満宮

まち歩きの最後に立ち寄ったのは「谷保天満宮」です。
こちらは学問の神様・菅原道真を祀る神社で、学業はもちろん、なんと“交通安全祈願発祥の地”とされているそうです。そう聞くとご利益もより期待できる気がして、しっかりお祈りしてきました。
8月下旬には「夏祭り」、9月には例祭が行われるとのことで、もし日程が合えばぜひ参加してみたいと思います。

国立を歩いてみて
今回のまち歩きで感じたのは、東京とは思えないほど自然が豊かで、地域の人々の暮らしぶりが穏やかであったことです。国立駅前が栄えているイメージを持っていたので、少し外れた場所を歩くとこれほど雰囲気が違うのかと驚きました。また、矢川プラスやくにたち郷土文化館など、地域コミュニティや文化を大切にするまちの姿勢が強く感じられました。

これからACKTのメンバーとして地域の方々と関わり、取材を重ねる中で、ACKTやアートがこのまちをどのように豊かにしていけるかを考えていくのが楽しみです。

text, photo | Ayuri KAWANO