GREEN GREETINGS|お手入れとモーニング|2025.08.23
2025.9.16
谷保駅南口緑地で毎月実施しているプログラム「GREEN GREETINGS」。
緑の手入れ作業に加え、ミニワークショップを開催しています。
今月のGREEN GREETINGSは、名付けて「お手入れとモーニング」。1時間ほど谷保駅南口緑地のお手入れをしたあと、すぐ近くにあるACKTの拠点の「さえき洋品●(てん)」で一緒にモーニングをして休憩しました。
8月下旬ということもあり、草木が成長する時期。整えていた緑地にはたくさん草が生えてしまっていたので、まずはその手入れから始めることにしました。9時から作業開始です。
コミュニティガーデナーの長阪さんから、草木について教えてもらいながら緑地を整えていきます。どれを抜きましょうか、と尋ねると抜いておきたい植物について教えてくれました。
「まずは、ヤブガラシを抜いていきましょう」
ヤブガラシはつる状で長く伸びる植物で、5枚の葉っぱが規則正しく並んでるのが特徴的です。藪(やぶ)を枯らすほどの繁殖力があるためその名前がつけられたと言われています。
ヤブガラシ
教えてもらってから地面を見ると、たしかにひょろひょろと這うようにヤブガラシが走っていました。まずはヤブガラシを根から抜く作業を始めました。つる状で長いので、力任せに引っ張ると途中で切れてしまいます。そのため、落ち着いて根っこを見つけて抜く必要があります。
作業をしていると、地面から一本だけぴょこんと伸びている葉に気づきました。これは「シュロ」の葉です。
シュロ
シュロは放っておくと少しずつ大きくなって、最後には木になってしまいます。見つけたら抜かないといけません。
大きくなったシュロの木
他にもツユクサやシロツメクサ、猫じゃらしなどが生えていました。
黙々と作業する
こちらの植え込みも草取りをしていきます
雑草を見つけてはぷちぷちと抜いていくと、何だか無心になってきて、気づけば黙々と作業していました。手元は草を抜くことに集中しているのですが、頭では「明日何しようかなぁ」とぼーっとする時間になっていました。
「なんだか草むしりもいいですね」
「でしょ、はまるでしょ」
考えなきゃいけないことが多い日々から少し離れて、緑に触れるのもいいですね。
緑地には柿の木もあり、重みで枝が下を向くほど、ちいさな実がたくさんなり、そのままでは養分が分散していくため、少し間引いていくことにしました。
実っている柿
間引いた柿の実、たくさん
間引いた柿の実は枝から外して、柿酢をつくるのに使います。
1時間ほど作業をして汗もかいてきたので、緑地の手入れは切り上げて、さえき洋品●(てん)へ。モーニングの準備をします。
モーニングの場を彩るのは様々なフルーツ。スイカ、キウイ、バナナ、パイナップル、そして野菜が並びます参加者の方は梅干しや自家製ヨーグルト、おにぎりを持ち寄りました。飲み物は水出しコーヒーや自家製の紫蘇ジュースです。
自家製紫蘇ジュース
モーニングの様子
みんなで談笑
フルーツを囲みながら、公共の緑地の使い方について話をしました。そのなかで話題になったのが「ゲリラガーデニング」です。公共空間を自分たちで手入れをしていく、イギリス発祥の活動だといいます。イギリスは土地が痩せており、放っておくと緑地がなくなってしまいます。その環境の中で生み出されたのが、自分たちの手で緑を整え、広げる「ゲリラガーデニング」という活動でした。
日本は温暖な気温なので、放っておくとどんな土地でも雑草が生い茂ります。国立駅前の大学通りも、歩道に植え込みが夏場はかなり生い茂っている印象。そうした空間にもちゃんと人の手を入れて、考えながら花や植物を植えてみたいよね、という話をしました。
また、緑地で育てたものが食べられるものだったら面白いという意見も出ました。仕事の帰り道に野菜をもいで帰って、その日の夕飯に使うのもいいですね。
GREEN GREETINGSは谷保駅南口緑地での実践を通じながら、公共空間の緑地の使い方について考えていきます。
次回の開催は9月20日です。ぜひご参加ください。
text : Taiki SEKIGUCHI, photo : Kensuke KATO , Taiki Sekiguchi